間違った新人教育で会社が嫌になる

新人教育をする際に間違った方法で教育を続けると、ある日突然、新人が来なくなるケースが多々ある。

世間的に5月病と言われている現象の一環かもしれないが、4月に「バリバリやってやる!」という意気込みで入社してきた新人が、理想と現実の狭間で葛藤するのが5月~6月である。

自分が勤めている会社でも新人教育がうまく行っているとは言えない。

教育すべき人間が、自分の仕事だけでテンパっていれば部下を育てる余裕などあるはずがない。

新人を育てるつもりで依頼した仕事ができていないと怒る人、または失望する人が多々いるが、それは新人なので当たり前のこと。

むしろ、仕事を依頼したけれど、できていないことを前提に考えていない方、教える方に問題がある。

確かに、今の若い大卒の新入社員はゆとり教育世代なので、空気が読めないかもしれないし、言い訳が多いし、楽したがるし、どうしようもないかもしれない。

しかし、相手は人間である、言えば分かる、むしろ言って説得できない、やる気にさせることができない自分が無力であるということを忘れている教育係が多い。

そういう教育係はたいてい「ゆとり世代はなっていない、育てても無駄だ・・・」とぼやく。

これではダメだ。

何かのせいにしているようでは何事も前に進まない。

世の中は十人十色で10人いれば、全員違う考え方をもっている。

ゆとり世代であろうがなかろうが関係ない。

まず必要なのはコミュニケーションである。

自分が新人に振った仕事に対して進捗を見てあげるのは最低限のことである。

そしてそれが全くできていないのは当然のことである。

緊張している新人が「ここはどうすべきでしょうか?」なんて先輩に聞けないものだ。

先輩が後輩に声をかけることで、後輩は意見を言いやすくなる。

その意見は生意気で、何もわかっていないことが多いが、それは先程も言ったが会社だけでなく、社会人としても「新人」なので当たり前である。

そこを理解した上で新人の疑問や不満を全てクリアにしてあげれば、新人は自ら動く人間に育つ。

そして、その人間が自分の半分ぐらいの力を持てるようになれば、将来的には自分の仕事量が減る。

教える時は大変かもしれないが、新人教育は長期投資であり、1年後には自分が楽になるということを忘れている先輩社員が多い。

今一度、自分を含めてであるが、自分が新人だった時のことを思い出し、何が疑問で、何が不安で、何をすればいいのかわからなかった時代を思い出し、新人を効率よく育てあげていければ、急に辞めてしまう新人は減ると思う。

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