ファウストの悲劇

渋谷のBUNKAMURAで観てきました。

内容はともかく、初めての舞台で超興奮しました!

C列の一番端だったのですが、舞台に近くてよかったです。

観る前にトイレのために席を立って2階席や後ろの方の席から舞台を観てみたのですが、やっぱり遠く感じました。

「生」を堪能できる準備は万端です!

で、開演!

いきなり蜷川ワールド満載でした。

オイディプス王、身毒丸(しんとくまる)を観て思ったのですが、蜷川幸雄はちょっとグロい感じ、アンダーグラウンドな世界観が好きなんですね。

サイレントヒル好きの僕も「おおー、なんか気持ち悪いけどすげぇ!」って感じでした。

さて、内容なのですが酷評もかなり多かった通り、蜷川ワールドが好きじゃない人が観たらNGでしょうという内容でした。

話の内容も自業自得系なので、特に映画のようなスリリングなものは一切ありません。

でも、それが「舞台」ってやつなんですよね。

主演の野村萬斎はあいかわらずの迫力でした。

ラストシーンのたたみこむような台詞の連打、演じる人のエネルギーがビシビシと伝わってきます。

ですが、僕は「舞台俳優」という職業の人をなめていました。

ラッパのマークでおなじみの勝村政信がそれ以上にこの舞台では輝いていました。

野村萬斎が喰われている感じがします。

野村萬斎の熱さとは違い、勝村政信は余裕の熱さを持って演技しているように感じました。

舞台の雰囲気を見ながら、そして自分も楽しんで演技をしている余裕があるように感じられました。

役者って商売は大変だし、給料も安いけどやめられないんだろうなと心底感じました。

また、今回のファウストの悲劇には休憩時間が20分間あったのですが、その休憩時間にロビーでコーヒーやシャンパンなどを楽しむ人見て、「あー、大人の遊びってすげぇなぁ」と思いました。

舞台は生モノ!

観るたびに変わるだろうし、そして舞台の一員になっている気がして映画とは全く違う楽しさでした。

舞台はストーリーを観に行くのではない、人間を体感しに行く場所だと思いました。

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